「CLUB CEO」放送情報【第229回放送放送】アイ・ピース株式会社 田邊剛士 代表取締役

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 世代を超えて心がつながる未来創造番組「CLUB CEO」(interfm 毎週日曜日朝7:00放送 パーソナリティ:弊社代表五十嵐彰)に、アイ・ピース株式会社から代表取締役の田邊剛士さんにご出演いただきました。番組の概要は下記のとおりとなります。

1枚目 前列左から田邊社長、五十嵐。後列左から学生ゲスト基島さん、小浜さん。2枚目 左から田邊社長、五十嵐。

放送日 :2026年8月16日(日) 7:00~7:55
放送局 :interfm(FM897)      
出演者 :田邊剛士 (たなべ こうじ)さん
     (アイ・ピース株式会社 代表取締役 )

略歴
1983年 大阪府出身
2006年 名古屋大学理学部生命理学研究科卒業
2008年 京都大学大学院医学研究科医科学専攻修士課程山中伸弥研究室終了
2013年 京都大学大学院医学研究科医科学専攻博士課程山中伸弥研究室終了
2011年 京都大学iPS細胞研究所(CiRA)山中伸弥研究室研究員
2013年 スタンフォード大学医学部Werning研究室博士研究員
2015年 I Peace, Inc Founder and CEO

Z世代  : 基島隆蔵さん(株式会社Yobou 代表取締役)
活動:18歳にして株式会社Yobouを創業し、人類最先端の研究者や起業家が発信する「日刊最先端」の運営や、個人・友人・AI向けのドキュメント作成ツール「Life」の開発を行っている。

Z世代  : 小浜結愛さん(第一学院高等学校 四日市キャンパス 2年生)
活動:去年の5月に名古屋で開催された公開シンポジウムで、京都大学iPS細胞研究所(CiRA)の高橋淳先生によるパーキンソン病へのiPS細胞の臨床応用についての研究発表を聞いたことを機に、最先端のiPS細胞技術に関心を持つ。中学生の頃から「腸」の研究に取り組んでおり、中学3年生のときには「三重ジュニアドクター」の育成プログラムに参加。来年、三重大学で開催される日本菌学会の学術大会に向けて、腸内環境に欠かせない善玉菌や悪玉菌について深く掘り下げた研究を精力的に進めている。


放送内容: iPS細胞の量産化・インフラ化(「医療の半導体」)
従来、iPS細胞は国のプロジェクトなど限られた研究室でしか作製できず高コストで希少なものでした。同社は独自の自動化技術を開発を進め、臨床用・研究用・個人用iPS細胞の量産と低価格化を目指しています。再生医療の普及に向けたコスト低減を進めています。日本では近年、iPS細胞を用いた再生医療製品の実用化が始まり、その原材料となるiPS細胞をいかに安定的に供給するかが重要になります。同社はiPS細胞を「医療の半導体」と位置づけ、将来の再生医療産業を支える製造インフラの構築に取り組んでいます。

自分専用の細胞を保管する「バイオインシュランス(生物学的保険)」
同社は企業・研究機関向けのiPS細胞製造に加え、個人向けのiPS細胞バンキングサービス「My Peace」を展開しています。提携クリニックなどで通常の健康診断と同じように血液を採血し、その血液細胞に「山中ファクター」を導入することで受精卵に近い状態へ初期化。6ヶ月から8ヶ月をかけてあらゆる組織に変化できる自分専用のiPS細胞が完成します。病気や加齢による遺伝的な変化が生じる前の、健康な時期に自分の細胞を保存しておくことで、将来の再生医療に備えるという考え方を「バイオインシュランス」として提案しています。

再生医療と「ロンジェビティ(健康長寿)」への応用
iPS細胞は受精卵に近い万能な状態であるため、将来的に心臓や神経、軟骨など体内のあらゆる組織の細胞に変化させることができます。日本ではiPS細胞由来の細胞を心臓に移植する治療の治験や臨床研究が進められているほか、目の角膜細胞移植による視力回復や、糖尿病治療、さらには老化してがん細胞を攻撃できなくなった免疫細胞をiPS細胞化によって若返らせる研究なども行われています。こうした技術を将来の健康維持に活用し、病気になってから治療するだけでなく、健康寿命を延ばす「ロンジェビティ」への応用が期待されています。

未来創造会議テーマ『成功実感とは?』(Z世代→経営者)
基島さん:一般的な科学研究はいつ技術が完成するかの予測が難しく、非常に長い時間がかかる領域だと考えています。その中で、田邊社長が巨額の資金調達を行いながら現在の事業を立ち上げた際、短期的な利益と長期的な利益のバランスをどのように捉えて開始されたのか、またご自身が現在満足されているのか、ゴールをどこに置いているのかをお伺いしたいです。

田邊さん: 私は現時点で全く成功しているとは考えておらず、日々挑戦を続けている段階です。私たちが目指す「成功」とは、研究室の中だけで終わるものではなく、新しい医療の仕組みを社会にしっかりと実装することです。パソコンに「インテル」のCPUが入っているように、あるいはAIに「エヌビディア」の半導体が搭載されているように、将来的にすべての人々の体の中に、当然のように自身のiPS細胞由来の組織や細胞が存在し、健康を支えている社会。その細胞インフラの普及を実現できた時こそが、私にとっての真の成功だと定義しています。

小浜さん: 私は「腸」の研究をしており、生まれ持った細胞情報であるiPS細胞と、日々の生活習慣で変化する「腸内環境」の両方をセットでケアして初めて、真の個別化医療が完成すると考えています。例えば、iPS細胞で作製したミニ臓器と腸内環境を組み合わせ、病気を予防するような社会インフラを構築することは可能でしょうか。実用化への課題や掛け算の可能性についてお考えをお聞きしたいです。

田邊さん: 素晴らしい着眼点ですね。腸内環境は後天的に形成されるものであり、長寿な方の腸内には多様な菌が存在して優れた抗炎症効果を発揮することが分かっています。腸の細胞自体はiPS細胞で作製できますが、その中にどのような菌を組み合わせるべきかは個別のアプローチが必要です。将来、個人のiPS細胞から作製した「ミニ臓器(ミニ腸)」を用いて、その人にどの菌の組み合わせが最も適しているかを試験管の中で検証し、最適な個別化ヘルスケアを提案する未来は十分に実現可能であり、次世代医療の大きな鍵になると確信しています。

番組を通じてZ世代の感想
基島さん: 人類の歴史における非常に大きな挑戦である「iPS細胞の民主化」に、民間企業という立場で真摯に挑まれている姿勢に大きな感銘を受けました。

小浜さん: 数年前までは一部の最先端の研究や移植治療に限られていたiPS細胞が、今や個人が自分で自分の細胞を作製し、保管して将来に備える時代になっていることを改めて実感し、とてもワクワクしました。私も将来、山中先生や田邊社長のように、科学や医療を通じて社会に大きく貢献できる人になれるよう、研究を深めていきたいと強く思いました。

田邊さんにとって、「iPS細胞とは?」
  『未来の医療を支える半導体』

選  曲:
1曲目)情熱大陸(葉加瀬太郎)※田邊さん
2曲目)栄光の架橋(ゆず)※田邊さん
3曲目)HeyPhone(Peterparker69&野田洋次郎)※基島さん
4曲目)WARAiNA(ONEN’ONLY)※小浜さん

企業情報:I Peace, Inc.(米国) / アイ・ピース株式会社(日本)
設立:米国:2015年6月8日 / 日本:2015年10月22日
代表者:田邊剛士
所在地:米国カリフォルニア州 / 京都府京都市/東京都港区
事業:再生医療事業

<収録の様子>

※ゲストCEOとZ世代ゲストとの収録の様子。

なお、この番組の放送に収まらなかった完全版はSpotifyでお聴きいただけます。
・Spotify公式ページ:https://open.spotify.com/show/1dPcAQmGV7umMpM6xd7Yuh?si=50a38c5253a148dd

さらに、CLUB CEO番組公式のYouTubeチャンネルでは、就活・起業を目指す学生に、このチャンネルでしか聞けない経営者の生の声を配信しています。
CLUB CEOのYouTubeチャンネルをチェックしてみてください!
・公式YouTubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CLUBCEO-rm9kx
・アイ・ピース株式会社 田邊剛士さん: [こちらからご視聴いただけます]

■Steenz(スティーンズ)とは?(https://steenz.jp/)
多様性の時代を生きる10代がもつ「自分らしさ」にフォーカスし、その生き様を賞賛し、
個性を磨き続けられる社会を実現させるためのメディア・プロジェクト。

■CLUB CEOとは?
「世代を超えて心がつながる未来創造番組」をコンセプトに、毎週日本を彩る『真の』経営者をゲストにお迎えし、経営者の人柄や事業内容に迫るだけではなく、小学館が運営する10代向けメディアコミュニティ『Steenz(スティーンズ)』ならびに幼児から中高生・社会人まで教育サービスを総合的に展開する株式会社ウィザスと連携し、Z世代が持つ「価値観」や「社会課題」を経営者と一緒に考え学んでいく番組です。

<番組概要>
 番組名 :「CLUB CEO」
 放送局 : interfm(FM897)
 放送日 :毎週日曜日 AM7:00-7:55
 進行  :ナビゲーター五十嵐彰
(株式会社CMerTV代表取締役社長)