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経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組「CLUB CEO」(interfm 毎週日曜日朝7:00放送 パーソナリティ:弊社代表五十嵐彰)に株式会社 荏原製作所から小和瀬 浩之 執行役 CIO 兼 情報通信統括部長にご出演いただきました。番組の概要は下記のとおりとなります。


※1枚目 前列左から小和瀬CIO、五十嵐。後列左から、Z世代九里さん、SMBCCF渋谷さん、Z世代吉田さん。
2枚目 左から小和瀬CIO、五十嵐。
放送日 :2025年8月3日(日) 7:00~7:55
放送局 :interfm(FM897)
出演者 :小和瀬 浩之(こわせ ひろゆき)さん
(株式会社 荏原製作所 執行役 CIO 兼 情報通信統括部長)
略歴>
1963年 埼玉県浦和市生まれ
1986年 早稲田大学卒業後、花王株式会社に入社
花王タイ法人(Kao Thailand)実業システム開発部 ITディレクター
情報システム部門 グローバルビジネスシンクロナイゼーション部長
情報システム部門 統括責任者を歴任
2014年 株式会社LIXILに入社
執行役員 Chief Information Officer(CIO) 兼 IT推進本部長に就任
2018年 株式会社荏原製作所に入社し、DXアドバイザーに就任
2023年1月 執行役 情報通信統括部長 兼 CIO に就任
2024年1月 執行役 CIO(情報通信担当) 兼 情報通信統括部長(現職)
Z世代 : 九里 匠音さん(武蔵野大学 アントレプレナーシップ学部 2年生)
活動>個性専門塾『NovaNxsas(ノヴァネクサス)』を立ち上げ、中高生の学外活動を支援。起業について学ぶ「経営コース」、映像制作技術を学ぶ「メディアコース」、ドローン資格取得を目指す「ドローンコース」の3コースを開講中。
Z世代 : 吉田 志織さん(早稲田大学 基幹理工学部 情報理工学科 4年生)
活動>株式会社Linksenpai 代表として、IB(国際バカロレア)専門のオンライン塾IBアカデミーを経営。国内外のIB生を対象に、100名以上の生徒に個別指導を提供。現在は、教育の個別最適化や自律的学習支援の仕組みづくりに取り組んでおり、将来的にはグローバルに教育インフラを再設計するような事業を目指している。
放送内容: 技術と誠意で支える社会インフラ──荏原製作所の挑戦
荏原製作所は、1912年(大正元年)に創業、今年で113年目を迎える。現在は本社を東京都大田区・羽田に構え、関係会社は100社以上、その6〜7割を海外企業が占めており、全世界で2万人を超える従業員を擁し、グローバルに社会インフラを支えている。
創業者の畠山一清氏は、東京帝国大学(現・東京大学)で学んだ知見をもとに、大学発ベンチャーとして荏原製作所を創業。
創業当初にはゐのくち式機械事務所の技術を継承しながら、「ゐのくち渦巻きポンプ」の開発を手がけ、ポンプの製造事業を本格化。以来、同社は「熱と誠(熱意と誠意)」を企業精神に掲げ、技術革新と社会貢献の両立を図りながら、新たな挑戦を受け入れる企業文化を築いてきた。荏原製作所のポンプは日本の水道インフラに広く採用され社会基盤の一端を担っている。
関東大震災を救った“技術と信念”のポンプ
創業間もない時期、関東大震災の前に発生した小規模な地震により、東京の水道供給が一時的に停止。創業者の畠山氏は「次に大きな地震が起これば、水供給の停止は深刻な問題になる」と危機感を抱き、行政に対策を提言した。しかし、予算などの理由で実現には至らず、畠山氏は自らの資材を投じて浄水場への揚水予備設備を市に寄贈した。その2年後に、実際に関東大震災が発生。都市機能が麻痺する中、荏原製作所のポンプが水の供給を迅速に回復させたのだった。この“先を見据える力”と“社会のために動く意志”は、今も企業のDNAとして脈々と息づいている。
未来への挑戦──「6億人に水を届ける」
2019年、荏原製作所は「2030年にどうあるべきか」を起点にバックキャスティング型の中期経営計画を策定。経済的価値の創出にとどまらず、社会や環境への貢献を重視し、水に関わる企業として発展途上国などへの水供給を使命と位置づけている。
こうしたビジョンの一環として、「6億人に水を届ける」取り組みを推進している。
未来創造会議テーマ『真のDXとは?』
九里さん:私たちは教育系スタートアップとして、現在VR授業を行っています。VRは不登校の子どもが通学できたり、社会復帰が難しい方の支援にも活用ができる技術だと思っています。まずはデジタルが入り口になることで、心理士や先生の負担も軽減できるのではと感じています。
吉田さん:導入すべき場面では積極的にDXを取り入れるべきだと思います。ただ、教育や医療など、人との接点が重要な分野では、行き過ぎたDXに違和感を覚える人もいます。やはりバランスが大切だと感じます。
小和瀬さん:DXは「X=変革」が本質で、「D=デジタル」は手段にすぎません。VRやメタバースの話で言えば、これからはリアルとバーチャルの境界がますます曖昧になります。不登校の子にとって、学校に行くこと自体が目的ではなく、社会性を育む場としての意義があります。
五十嵐:トップが「DXを進めろ」と言っても、現場が納得しなければ進まないですよね。Dだけ進めてXが実現しないケースも多いです。CIOとしてどう見ていますか?
小和瀬さん:おっしゃる通りで、経営や事業戦略はあっても、デジタル戦略がない企業は多いです。今や経営を進めるにはデジタルの力が不可欠です。当社では経営・業務・ITの三位一体で全社的にDXを進めています。現場の困りごとを、どう技術で解決するか。例えば「未来の工場」を映像化し現場に見せると、「これならできそう」「ここが課題」と具体的な声が返ってきます。それをもとに改善を進めています。これが今の2万人体制でのアプローチです。
未来創造会議テーマ『学生の海外志向について』
小和瀬さん:私は学生の頃から「もっと広い世界を見たい」と思っていました。実際に会社に入ってから駐在経験を通じて海外に出たことで、日本の良さや課題を外から見つめ直す機会になりました。最近では、アメリカの大学への日本人留学生が以前より減っていると聞きますし、今は逆に「海外勤務なら辞めます」と言う若い人もいるようです。ぜひ皆さんにお聞きしたいのですが、今の若い世代は海外というものをどう捉えているのでしょうか?
吉田さん:国際バカロレア教育に関わっていることもあり、海外を目指す生徒や保護者が多くいます。ただ、通っている学部全体で見ると、それはごく一部に限られていて、特に理系の学生はあまり海外志向が強くない印象です。
九里さん:高校時代は国際系の学校に通っていたので、周りに海外志向の人が多かったですが、最近は「英語を無理に学ばなくても翻訳で十分」と考える人が増え、ネットワークが発展した今、国内にいながら海外の仕事ができることに気づいている若者も多いです。また、日本の常識に慣れた環境で育った中、危険を伴う海外に出る必要はないと感じる人も多いようです。
小和瀬さん:私は30カ国以上を訪れ、様々な国の方と働いてきましたが、グローバルな感覚は肌で感じるものだと思います。日本にだけ住んでいるとどうしても視野が狭くなりがちです。日本は単一民族で、文化的には非常に恵まれた国ですが、海外で戦うためには、他の国の土壌を理解することが必要です。 海外では日本について聞かれる機会が多く、現地を学ぶ中で自然と日本についても学ぶようになります。日本を知ることは、海外に出るうえでも大切だと感じています。
番組を通じてZ世代の感想
九里さん: 特に心に残ったのは「熱と誠」という言葉です。私たちの会社でも全員が熱量を持って全力で向き合っており、「どんなことでも熱意があればやり遂げられる」という言葉に、自分たちの姿勢は間違っていなかったと感じました。これからも「熱と誠」を大切にしていきたいです。
吉田さん:「10年後のありたい姿」から逆算して戦略を立てるという考え方に感銘を受けました。経済価値だけでなく、社会への貢献を重視し、「6億人に水を届ける」というビジョンを掲げている点が印象的でした。壮大な目標に挑む姿勢に感動し、日本を代表する企業だと強く感じました。
小和瀬さんにとって、「CIO (Chief Information Officer)とは?」
> 『天職』
選 曲:
1曲目)Dancing Queen(ABBA)※小和瀬さん
2曲目)Honesty(Billy Joel)※小和瀬さん
3曲目)キセキ(GRe4N BOYZ)※九里さん
4曲目)High Hopes(Panic! At The Disco)※吉田さん
企業情報:株式会社荏原製作所
創 業:1912年
代表者:細田 修吾
所在地:〒144-8510 東京都大田区羽田旭町11-1
事 業:建築・産業、エネルギー、インフラ、環境、精密・電子事業
資本金:806億円
社員数:20,510名(連結)
~SMBCグループ協力~
『お金とくらしのトリセツ』
講 師 :SMBCコンシューマーファイナンス株式会社 渋谷 久里恵さん
テーマ :「金融トラブル」
内 容 :マルチ商法とは
マルチ商法は「ネットワークビジネス」とも呼ばれ、商品を購入するとともに、新たな買い手(会員)を勧誘し、販売組織をピラミッド型に拡大していく取引手法。実際には、会員となっても販売成果が上がらず、借金だけが残るなど被害を受けるケースが多く見られる。また、自らが勧誘・販売を行うことで加害者となり、被害を拡大させてしまう可能性もあるため、非常に問題の起こりやすい取引形態。
さらに、友人や知人との人間関係が壊れてしまう事例も少なくない。
被害を防ぐポイント
1.知人・友人からの勧誘でも毅然と断る。
2.安易に甘い誘惑、言葉を信じて契約をしない。
3.困ったら早めに消費生活センターなどの専門機関に相談する。
マルチ商法の勧誘は、SNSやマッチングアプリ、料理教室など、誰もが気軽に参加できる場を通じて行われるケースが増えている。こうした身近な場での出会いや交流をきっかけに、ビジネスの話を持ちかけられることも少なくない。
新たな人との接点で勧誘を受けた際には注意をして、被害を未然に防ぐためにも、信頼できる家族や友人、あるいは消費生活センターなどの専門機関に相談することが望ましい。
<収録の様子>



なお、この番組の放送に収まらなかった完全版はAuDee、Spotifyでお聴きいただけます。
・AuDee公式ページはこちら:https://audee.jp/program/show/100000357
さらに、CLUB CEO番組公式のYouTubeチャンネルでは、就活・起業を目指す学生に、このチャンネルでしか聞けない経営者の生の声を配信しています。CLUB CEOのYouTubeチャンネルをチェックしてみてください!
・公式Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CLUBCEO-rm9kx
・荏原製作所 小和瀬CIO: [こちらからご視聴いただけます]
■Steenz(スティーンズ)とは?(https://steenz.jp/)
多様性の時代を生きる10代がもつ「自分らしさ」にフォーカスし、その生き様を賞賛し、
個性を磨き続けられる社会を実現させるためのメディア・プロジェクト。
■CLUB CEOとは?
「経営者とZ世代をつなぐ未来創造番組」をコンセプトに、毎週日本を彩る『真の』経営者をゲストにお迎えし、経営者の人柄や事業内容に迫るだけではなく、小学館が運営する10代向けメディアコミュニティ『Steenz(スティーンズ)』ならびに幼児から中高生・社会人まで教育サービスを総合的に展開する株式会社ウィザスと連携し、Z世代が持つ「価値観」や「社会課題」を経営者と一緒に考え学んでいく番組です。
<番組概要>
番組名 :「CLUB CEO」
放送局 : interfm(FM897)
放送日 :毎週日曜日 AM7:00-7:55
進行 :ナビゲーター五十嵐彰
(株式会社CMerTV代表取締役社長)
