「CLUB CEO」放送情報【207回放送】川崎重工業株式会社橋本 康彦 代表取締役社長執行役員

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 世代を超えて心がつながる未来創造番組「CLUB CEO」(interfm 毎週日曜日朝7:00放送 パーソナリティ:弊社代表五十嵐彰)に川崎重工業株式会社から橋本 康彦代表取締役社長執行役員にご出演いただきました。番組の概要は下記のとおりとなります。

※1枚目 左から橋本社長、五十嵐。後列左から、髙原さん、SMBCCF松本さん、高羽さん。

放送日 :2026年3月15日(日) 7:00~7:55
放送局 :interfm(FM897)      
出演者 :橋本 康彦(はしもと やすひこ)さん
      (川崎重工業株式会社 代表取締役社長執行役員)
略歴>
1957年   神戸市出身
1981年3月 東京大学工学部卒業
1981年4月 川崎重工入社(入社以来、ロボット関連事業に従事)
2009年4月 理事、ロボットビジネスセンター副センター長 兼 クリーンロボット部長
2010年10月 精密機械カンパニーロボットビジネスセンター副センター長
兼 クリーンロボット部長
2012年4月 精密機械カンパニーロボットビジネスセンター長
2013年4月 執行役員、精密機械カンパニーロボットビジネスセンター長
2016年4月 常務執行役員、自動化推進担当、精密機械カンパニー
ロボットビジネスセンター長
2018年4月 精密機械・ロボットカンパニープレジデント、自動化推進担当
2018年6月 取締役常務執行役員、精密機械・ロボットカンパニープレジデント、
自動化推進担当
2020年4月 代表取締役副社長執行役員、社長補佐
2020年6月 代表取締役社⻑執⾏役員、最⾼経営責任者(現任)


Z世代: 髙原 大雅さん(東京大学 工学部 航空宇宙工学科 B3、LED TOKYO株式会社 KEYNARU事業部 部長)
活動>東京大学で宇宙工学を専門に学び、人類の宇宙進出を目指す傍ら、
「KEYNARU」という事業を運営。全国の学校の掲示板を電子化し、コンテンツ配信を行うことで、青少年の情報・機会格差の解消に挑んでいる。

Z世代: 高羽 真緒さん(東京大学 工学部 システム創成学科 4年生)
活動>現在は工学系の研究室に所属し、人間社会に関するデータを定量的に分析する研究に取り組んでいる。研究テーマはテキストデータを用いた感情分析。心理学、特に感情に興味があり、数値化しにくいものをデータから解き明かし、可視化したいと考えている。大学時代にはアメリカへの1年間の留学や英語劇サークルを通じて、多様な経験を積んできた。

放送内容: ロボット事業の開拓
シリコンバレーでの挑戦とスピード開発:
1994〜95年頃、主要顧客である自動車メーカーの投資が冷え込み事業が危機的状況に陥った際、橋本社長は伸びゆく半導体分野に着目し、製造プロセス用ロボットを開発しました。世界のトップメーカーが集まるシリコンバレーへ自ら売り込みに行きました。
圧倒的な対応スピードによる信頼獲得:
他社が入り込む余地がない中で「3ヶ月で完成させる」という条件でチャンスを掴み、通常1年半〜2年かかる開発を、周囲を巻き込みながら猛スピードで遂行しました。完成度は低くとも指摘事項を即座に修正するスピード感が現地企業に高く評価され、当初10年で100億円の目標を6年で達成する大きな成果を挙げました。

川崎重工の歴史と現在の3つの注力領域
事業の多角化と歴史:
一般的にはバイクメーカーの印象が強いが、創業は造船業です。その後、時代のニーズに合わせて鉄道、航空機、バイク、産業用ロボット、ガスタービン(エネルギー事業)へと次々に事業領域を広げてきたアグレッシブな歴史があります。
グループビジョンと3つの注力領域:現在は「次の社会に信頼のこたえを」というグループビジョンを掲げ、以下の3つの領域に注力し社会課題の解決を目指しています。
エネルギー・環境ソリューション:
CO2を排出しない次世代エネルギーとして「水素」に着目しています。世界初かつ唯一の液化水素運搬船を開発し、マイナス253度の極低温技術を用いたサプライチェーン構築を目指しています。
安全安心リモート社会:
コロナ禍で浮き彫りになった課題に対し、医療、製造、物流などの現場でも遠隔操作(リモート)で関われる社会の仕組みを構築しています。高齢者や子育て中の人など、多様な人が社会参加できる仕組み作りを推進しています。
近未来モビリティ:
人と物の動きが変化する中で、無人ヘリによる山間部への物資輸送など、陸海空の既存の枠組みにとらわれない新しいモビリティのあり方を提案しています。

未来創造会議テーマ『日本の砦』(Z世代→経営者)
髙原さん: 川崎重工は、安全安心なリモート社会の構築から近未来モビリティ、さらには航空宇宙分野での次世代燃料(水素)への着目など、様々な最先端領域に力を注いでいますが、日本社会、さらには地球や宇宙の未来に対して、先端を走る企業として今後どのような気概とスタンスで臨んでいくのでしょうか?

橋本さん: 技術を用いた社会不安の解消に関して、 スタンスは非常にシンプルで、「将来、親の介護はどうなるのか」「移動が困難になったらどう暮らすのか」「環境問題はどうなるのか」といった人々が抱える日常の不安に対し、技術を使って何ができるかを第一に考えています。ビジョン起点のモノづくりに関しては「次はどんな船や飛行機を作るか」という製品ありき(プロダクトアウト)の発想ではなく、「親や子どもたちが安心して暮らすためにはどんな乗り物が必要か」という社会のニーズを起点にアイデアを出しています。また、絶対的な価値の創造のために「体が動かなくなった時に行きたい場所へ行ける乗り物(例:4脚ロボット)」など、若手社員のアイデアを活かし、「社会に必要とされ、絶対にお金を払ってでも欲しいと思われるもの」を形にし、新たな価値を生み出していくことを目指しています。

高羽さん: 日本が世界で戦っていくために、長い歴史を持ち、多様な事業を展開する大企業を率いるトップの立場として、日頃からどのようなことを心掛けていらっしゃいますか?

橋本さん: まず一人の人間としての感覚を重視しています。事業のトップである前に、一人の人間としての感覚を大切にしています。自分の子どもや孫と共感して嬉し涙を流すような感情や、生活の中で感じる大変さは、一般の人々と何も変わらないと考えています。また、徹底した生活者・ユーザー目線として、「自分がトップだから」と特別に考えることはあまりありません。
常に「そこに暮らしている人」や「世界が求めていること」に目線を合わせています。みんなが共感し、「ありがとう」と言ってくれる、本当に欲しいものを生み出すことが何よりも重要であると考えています。

番組を通じてZ世代の感想
髙原さん: 「作ってみたい」だけでなく社会のためにどう役に立てるかを常に考えていられる姿勢が一番印象に残りました。
高羽さん: 起業家精神のように、熱いパッションを感じ取ることができました。

橋本さんにとって、「ロボットとは?」
 > 『私の友』

選  曲:  
1曲目)Hotel California(Eagles)※橋本さん 
2曲目)Affirmation(George Benson)※橋本さん
3曲目)Can’t Take My Eyes Off You(Boys Town Gang)※高羽さん
4曲目)らしさ(Official髭男dism)※髙原さん

企業情報:川崎重工業株式会社
設 立:1896年10月15日
代表者:代表取締役社長執行役員 橋本 康彦
所在地:東京本社(〒105-8315 東京都港区海岸1丁目14-5)
神戸本社(神戸市中央区東川崎町1丁目1番3号 神戸クリスタルタワー)
資本金:104,484百万円(2025年3月31日現在)
社員数:40,610人(連結、2025年3月31日現在)

~SMBCグループ協力~
『お金とくらしのトリセツ』
講 師 :SMBCコンシューマーファイナンス株式会社  松本 卓也さん
テーマ :「ESG」
内 容 : ESGとは、環境、社会、ガバナンスの頭文字を取ったもので、企業の持続可能性を評価する重要な指標です。近年ESGへの関心は高まっており、2023年3月期からは日本の上場企業で情報開示が義務化されました。これを受け、多くの企業が電気自動車の開発やリサイクル事業など、持続可能な成長に向けた取り組みを強化しています。
私たち個人も、日々の買い物や投資先を選ぶ際に「ESGの視点」を取り入れることで、社会全体の持続可能性を高めることに貢献できます。


<収録の様子>

※ゲストCEOとZ世代ゲストとの収録の様子。

なお、この番組の放送に収まらなかった完全版はSpotifyでお聴きいただけます。
・Spotify公式ページ:https://open.spotify.com/show/1dPcAQmGV7umMpM6xd7Yuh?si=50a38c5253a148dd

さらに、CLUB CEO番組公式のYouTubeチャンネルでは、就活・起業を目指す学生に、このチャンネルでしか聞けない経営者の生の声を配信しています。
CLUB CEOのYouTubeチャンネルをチェックしてみてください!
・公式Youtubeチャンネル:https://www.youtube.com/@CLUBCEO-rm9kx
・川崎重工業株式会社 橋本さん: [こちらからご視聴いただけます]

■Steenz(スティーンズ)とは?(https://steenz.jp/
多様性の時代を生きる10代がもつ「自分らしさ」にフォーカスし、その生き様を賞賛し、
個性を磨き続けられる社会を実現させるためのメディア・プロジェクト。

■CLUB CEOとは?
「世代を超えて心がつながる未来創造番組」をコンセプトに、毎週日本を彩る『真の』経営者をゲストにお迎えし、経営者の人柄や事業内容に迫るだけではなく、小学館が運営する10代向けメディアコミュニティ『Steenz(スティーンズ)』ならびに幼児から中高生・社会人まで教育サービスを総合的に展開する株式会社ウィザスと連携し、Z世代が持つ「価値観」や「社会課題」を経営者と一緒に考え学んでいく番組です。

<番組概要>
 番組名 :「CLUB CEO」
 放送局 : interfm(FM897)
 放送日 :毎週日曜日 AM7:00-7:55
 進行  :ナビゲーター五十嵐彰
(株式会社CMerTV代表取締役社長)